seiken


正式には、制研科学工業
ブレーキオイル、クーラント、ブレーキ消耗部品の
研究製造をしている会社です

今まで発売された、国産車の消耗部品を
ほぼ網羅しているのでは?と思うくらいな品数を生産しており
英国車のコピーからスタートしている、日産の車両部品と
ミニの部品寸法に、合致する部品がありますので
部品寸法が合えば、使用可能なのです

英国車用のゴム部品は全て品質が悪く
すぐに硬化して、ボロボロになります
新品からそんな状態なものばかりで、使い物になりません

・リアブレーキのホイルシリンダー
・クラッチオペレーティング

特にこの二点は、新品ASSYに交換して
半年くらい経つと、インナーシールがダメで
液漏れを起こします
日本車ではありえませんが、ミニでは常識です

以前はそこまでは酷くなかったように思えますが
札幌の環境の原因なのか、シールの品質低下が原因なのか
定かではありません
シールを組み付けする、グリスをそのままにしておくと
錆びて来るから

”必ずキレイに拭き取って(洗浄もあり)から、
新しいカップグリスを塗り、組み付けしなければダメです”

と過去にガレージで習いました。

それでもシールの材質は変えられないので
ダメなものはダメなのです
せっかくであれば、長持ちするに越したことはないのです
ん?儲からないって?
そんな事はありませんよ

ここから本題
数年前、8年位前だったでしょうか
クラッチオペレーティングのインナーキット交換(OH)をしても
すぐに漏れてくるパターンが多発
シリンダーを新品にしても、漏れるので
おかしいなと?
シールもさることながら、シリンダーの内壁の処理も
問題がありそうな仕上げ(若干粗い)と
これはダメだと

まずはシールから
日本製(seiken製)ないかな?と
電話で直接問い合わせしてみたところ
寸法を知りたいとの返答
これは脈あり、ピストンの図面を書き
seikenに送り、返答を待ち
返ってきた答えは、コレです
img_4
SEIKEN SK44591 7/8

セイケンからの返答を正確に伝えると
ランドクルーザーの5気筒ディーゼル用
インナーキットがありますので
シールを取り外して、ミニのピストンに組み付け
使用して下さい
全く問題なく使用可能ですよ
品番をお知らせしますので、部品商から
取り寄せして下さい

と返答を頂きました。

早速注文、届いた部品を確認してみると
ピストン径と長さが、ミニ用のと同じ?
しかもダストブーツ、スプリング(若干短い)
ガレージの内輪で、そのまま使用可能なのでは?
とか盛り上がり
さっそく組付けテストすると、
全く問題なく使用できる事が判明しました

当時ガレージのHP上で情報を公開しましたので
今では、ミニ用のクラッチインナーシールは
「ランクル用」との認識となりました。

セイケンに
けんもほろろに断れるかなと思いながらの
問い合わせしましたが
しっかりと返答いただき、感動した記憶があります
当時旧車のシール関係、力を入れていたようです
今はどうなんでしょう?
HPにそのページが無くなった様です
ちょっと残念ですが
数少ない車両の部品を製造することは
コストがかかり、割にあわないのでしょうが
seikenの品数をHP上でみると、膨大な数があり
ある意味驚きます
企業努力しているのでしょうが、売れなくなったものは
生産中止しているのでしょうか

ランドローバー、特に軍用車は
生産台数が少なくても、車両が1台でも残っている場合
部品供給をするとのことです
それに近い感じを、seikenに重ねました
ものづくりに力を入れている
数少ない会社のひとつなのでしょうか

※ 書き忘れ追記
新品クラッチOPシリンダーの、粗い仕上げに関しては
ホーニングツールで磨き(砥ぐ)、表面を均し
若干の砥ぎすぎは、シールがカバーしてくれるので
漏れは止まります。

新品を研ぐ(あり得ん)なんて、英国車クォリティっすね。

あからさまな砥ぎすぎは、もちろんダメですよ。
自己責任で。