FD3Sオドメーター上走行距離11万km
去年あたりから、クランキングが長くなりはじめ
始動しません
なんとか始動するものの、不安定
排気管から甘い香り
水喰いかぁ○❌△□……。
まずは降ろします。
周りに付いている補機類を外し
ようやくエンジン本体とご対面
フロント側がエンジンオイルかLLCのいづれかが原因で
湿っています。
角ゴムリング、正式にはリングスクエアー(インナー)
2ミリ真角のゴムだけで、ハウジングの機密を保っています
1枚¥1631− 4枚必要
こちらが外側のリングスクエアー(アウター)
1枚¥572− 4枚必要
ワセリンをたっぷり塗り、ハウジングに組み込みます。
サイドハウジングの水路
内側(青丸)と外側(青丸)に溝が掘ってあり
そこに上記Oリングがおさまっています
そのOリングが痩せてLLC(青矢印)が燃焼室側に入る為、始動困難になったようです。
右側2枚が今回降ろした、MY・FD用ハウジング
左側2枚はユーノスコスモのハウジング
並べると4ローターに!!
OHの場合
アペックスシール・シール類
ハウジング類
ローター
エキセントリックシャフト
ボルト、ネジ類
交換です。
部品画像どこかにあるのですが
他の画像がありません。(泣)
サイドシールの長さ調整
これ重要です。
長すぎても短すぎてもダメ
油を付け砥石でスリスリ
根気よくひたすら繰り返します
おむすびの頂点にアペックスシールが納まります。
これが今まで使っていた、3ピースの
アペックスシール
純正品は入手不可です。
馬力を上げていく場合、耐久性の問題から
この形状に。
素晴らしい設計と加工技術です
断面を観察すると、感動する代物
マツダもここに相当な努力(コスト)をかけ
コレの成功によってロータリーエンジンを
ものにしたと解説本で読みましたが。
入手可能な純正アペ(2ピース)を金属加工屋さんで分割にして、
加工3ピースアペと言うのもありますが?
はなはだ信用性が疑わしいと自分は考えます。
今回のFDは
ノーマルエンジン(ド・ノーマル)なので
2ピース(純正)で十分と判断しました。
まあ実際こうなるのかもしれませんが?
3ピースがいいのは判ります
純正品が入手不可なので
いたしかたありません。
販売店によりますが
加工アペ
6枚で8万〜13万円(高)
知り合いはコレを購入しましたが。
自分はこちらを採用
鬼の鉄板純正、しかもめちゃ安。
これです。
今回購入した純正2ピース・アペックスシール
1枚¥4266− エンジン1台に付き6枚必要
サイドピース、端にある三角部分
この部分新品は樹脂で固定しており
ローターに組み込み、ハウジングを載せ
テンションボルトを締めていくと
この三角部分が剥がれ、ピーンという
なんともいえぬ音が聞こえます。
テンションボルト18本、新品交換。
1本¥1339−
テンションボルトを、
メーカー指定トルクで順番に締めていきます
1周目半分のトルク
2周して全締めのイメージ
規定の締め付けに近づくと
新品のアペックスシールから
サイドピースが剥がれる音、ピーン、ピキン。
みたいな音が
エンジン内部から聞こえてきます
正直快感っす
ジャーン完成(嘘)4ローターエンジン
こっちが本当
ショートエンジン完成です。
エンジン単体で車体に載せましたが
マニュアルでは
メインハーネス等含め、補機類を全て取付後
車体に換装となっております。
エアークリーナーBOX、インタークーラーASSY
インテークパイプを取り付けすると
完成です。