8月


49万キロ走行のクラシックMINIの件が
宙ぶらりんで
その後どーなった?と
思っていらっしゃる方に

事後報告ですが
無事にすべて完了しまして
快調に距離を稼いでおり
順調に走行中
納車の数日後
知床まで行ってきたとか。

エンジンは完璧でしたが
OH作業に入る前から
ミッションに不安があり

まずは分解
部品の計測をして
再使用可能かどうか検討。
ダメな場合は部品屋さんに注文です○×△

当初の予想が的中で
オーナーさんにご迷惑をかけてしまい
申し訳ござんせん。
ごめんなちゃい

1〜4速ギア、ボークリングと重なる
コーン部分が摩耗…。
新品のリングを入れても
残念ながら
ノンシンクロ状態になるため
特に3速から2速にシフトダウン時とか
ギア鳴き(ガリッ!ゴリっ!音)

禁断のボークリングの、葉っぱを
取っちゃうと、イブは女になり
『いや〜ん!!』恥ずかしいという事が
ばれちゃう?
ん?なんの話だっけ?
あっそうそう、取ってはダメで
加工はダメ
新品部品に交換交換。

ちなみに
2速¥25,000−
3速¥32,000−
ボークリング¥3,550−×4=14,200−
1〜4速各ニードルベアリング合計¥7,100−
レイシャフトニードルベアリング合計¥2,300−
デフピニオンブロンズスラストワッシャー¥1,600−
ファイバースラストワッシャー¥1,300−
デフクロスピン¥7,870−
GK類¥2,720−
オイルピックアップOリング¥240−
ミッション部分に関する部品は
これで全てですが
総額¥94,330−(工賃と油脂類、消費税別)


これを高いとみるか安いとみるかは
プロ、アマチュア
一般の方
それぞれの考え方があると思います

自分は
高いと思いません。

なぜならこれで最低でも10年以上の
安心が買えるからです


油膜切れの為ピストントップ側面が溶融、
前日までこの状態で問題なく乗っていました。


洗浄液で洗浄した状態
惜しむべきは
ピストンリングは新品を使用しましたが
ピストンの新品を用意できず
中古品を使用したことです。
今回
使用した中古品の耐久性に問題等あるという意味ではなく
基本は新品を使用するという
MYルールのことです。

例えるなら
オーダー靴のソールが減った為
張替えを依頼したら
少し減っていますが
程度の良い中古のソールで張り替えておきました。
というような
そういう意味で。

申し訳ないことをしたなと
反省しております。

18年半で約49万キロ走行してきた訳ですが
ギア鳴きの心配もなく
この先安心して乗れることになり
めだたしめでたしと
あいなりました。

また次回、それでは。