以前エンジンルームから異音するので
観て欲しいとの依頼があり
点検してみると、クラッチプランジャーが
妙な動きと同時に異音がでており
・クラッチハウジング(中古)
・クラッチレリーズベアリング(新品)
・クラッチカバーを押すカップ状の金具(中古)
・クラッチプランジャー(新品)
・クラッチレバー(新品)
ひとまず出来る範囲で交換をしました
クラッチカバーの爪(バネ)の開き具合が
揃っておらず(通常は均等)
そこは確認しておりました。
あとで驚きの事実が……。
クラッチカバーの交換が必要と判断するも
注文したクラッチプーラーがまだ届いておらず
ひとまず所定の作業をし、その旨伝えてから納車しました。
それ以前にクラッチの切れと、ペダルの踏みしろが
ほとんど無く
おまけに
エンジンの回り方が、気持ち良〜くないのです
すぅ~っと回らない
妙な振動があり、楽しくないのです。
何となくプラグが1本死んでるような感じとでも
言いましょうか
それが前回までの作業でした。
その後注文していたプーラーが届き、車両を預かり
早速作業開始と行きたかったのですが
クィック作業が次から次へと……。
作業が出来ない状況に
3日間の放置プレーになってしまいました。
申し訳ないです
ひとまず全て片付き、ようやく作業開始と
クラッチハウジングを外して見ると?
あれっ?
クラッチカバーが開いている
もしかしてボルトが緩んでいる?
なんと6ヶ所中、3ヶ所緩んでいました。
前回分解時、緩んでいる部分が
下側にあったのでしょうか?
前回は全く気付きませんでした
まさかそこが緩んでいるとは、夢にも思っていませんでしたので
クラッチカバーの取り付けボルトの緩みが
例の振動の原因だったようです
勉強の日々ですが
・クラッチカバー
・クラッチディスク
・フライホイル
上記3点を交換
厳密にいうと、クラッチOP(オペレーティング)
インナーシールキットの交換しました
純正OP(新品)を取り付けてありましたが
新品からインナーシールが良くなく
実際に液漏れを起こしておりましたので
若干エアーをかんでいました
これも
クラッチ切れが悪い原因のひとつと、ミッションと
リンケージに良くないので
今回の作業と同時交換
詳細は次回に。
クラッチカバーの取り付けに緩みがあると
エンジンに振動が出るのですね
たいへん勉強になりました。
交換後の試運転は
いつもの1000CCエンジン、快調そのものに
試運転を兼ね、納車に伺い
納めてきました。